千葉の物流拠点が担当、中京圏1拠点体制から変更しサービスレベル向上など実現
DHLサプライチェーン（SC）は12月20日、スウェーデンの自動車メーカーボルボ・カーの日本法人ボルボ・カー・ジャパンから国内の保守部品に関する物流業務を受注したと発表した。千葉県の「浦安ロジスティクスセンター」で業務を開始した。
オープニングセレモニーの記念写真（DHLSC提供）
浦安ロジスティクスセンターは、近年日本国内での需要が増しているボルボの乗用車事業をサポート。首都高湾岸線の至近に位置し都市部へのアクセスが良好な立地を生かして、より迅速な配送を実現するとともに、物量の成長と波動への対応を可能とする高い柔軟性を備えた施設。
DHLSCは保守部品の保管、首都圏のディーラー向けの配送、カスタマーサービス、使用済交換パーツの回収を含む物流サービスを提供。1日昼・夜の2便体制で、昼便は受注後3時間以内に配送するというボルボのLDCコンセプトに基づき、従来の中京圏1拠点体制を見直し、関東にも物流拠点を持つことで、東京・神奈川・千葉・埼玉のボルボディーラーに対するサービスレベルの向上を実現。配送距離が短縮され、CO2排出量が削減されるとともに、災害等発生時のBCP強化にも寄与できると見込む。
DHLSCはスウェーデンやドイツなどでもボルボの保守部品物流を担っている。
（藤原秀行）
