ECサイトは近日中に再開へ、顧客の個人情報流出の可能性も
カジュアル衣料大手のアダストリアは1月24日、自社で管理運用しているサーバーが何者かの不正アクセスを受けたのに伴い、被害拡大防止でネットワークを遮断、ECサイト「ドットエスティ」の運営を休止している件について、経過と今後の対応を公表した。
安全な環境の構築が完了し、停止していた社内業務システムの稼働を順次再開。ドットエスティについても、物流システムを再稼働し、安全性が確認できたため、近日中に運営を再開する予定と説明している。
ただ、同社のサーバーから、ドットエスティの商品を受け取るなどした顧客の氏名や住所、電話番号、メールアドレス、会員識別番号の個人情報が同日時点で104万4175件、外部に流出した可能性があることが判明。クレジットカード番号などの決済情報は含まれていないという。
同社によると、不正アクセスは1月18日の早朝に確認。同日午前に対策本部を立ち上げた。同日午後には警察にも相談した。
（藤原秀行）
