輸送需要獲得図る
日立物流は1月27日、グループのVantec Hitachi Transport System （Hong Kong）Ltd.が香港国際空港で、IATA（国際航空運送協会）が推進する医薬品国際輸送に関する品質認証プログラム「CEIV Pharma」認証を1月5日付で取得したと発表した。
同社グループは中期経営計画「LOGISTEED2024」の重点施策の1つに「スマートロジスティクスの進化」を掲げ、倉庫機能の強化・充実化に注力している。医薬品物流は「CEIV Pharma」認証の取得推進、医薬品の適正な流通に関するGDPに準拠した拠点整備を進め、需要拡大や環境変化への対応に努めている。
さらに、医薬品物流を強みとするオランダのCyberFreight（サイバーフレート）をM&Aするなど、グローバルにおける医薬品事業の拡大を図っている。成田国際空港、関西国際空港に続きアジアの主要空港の香港国際空港で「CEIV Pharma」認証を取得したことで、安全・安心な医薬品国際輸送をより一層強化し、高品質なサプライチェーン構築への取り組みにつなげていきたい考え。
（藤原秀行）
