日本GLP、広島で初開発のマルチ型物流施設が竣工

日本GLP、広島で初開発のマルチ型物流施設が竣工

最大4テナント入居可能

日本GLPは2月1日、広島市で延床面積4万9792.47㎡の先進的マルチテナント型物流施設「GLP広島Ⅱ」が竣工したと発表した。

同社が広島でマルチテナント型物流施設の開発を手掛けたのは初めて。広島市は中国地方の人口最多の中心都市で西日本エリアを広域にカバーできる物流適地としてのポテンシャルも高いため、今後も中国エリアで積極的な開発を進めていきたい考えだ。


「GLP広島Ⅱ」外観

新施設は広島高速3号線の観音IC、吉島ICから各約2km、広島港から約4kmと広島県内だけではなく、近畿、中国、四国および九州地方をつなぐ、西日本の物流拠点として広域配送に最適な立地となっている。

地上5階建て(1~4階:倉庫、4階、5階:休憩所)で最大4テナントが入居可能。従業員が不在時の営業時間外でも荷物の積み降ろしができる置き配バースを導入し、トラック待機問題の解消と輸送コスト低減・効率化を後押しする。

置き配バースは庫外からもテンキーでの開錠が可能で、セキュリティも担保している。

人々が望ましい行動を取ることができるようデザインの面から支援するとの考え方「ナッジ」に基づき、建築家で千葉大学予防医学センター特任准教授の原裕介氏監修の下、独自のサインや意匠デザインを庫内・共用部に取り入れ、施設で働く人の健康に配慮しながら生産性を高める快適な就業環境の整備に努めている。

さらにアメニティや内装にも快適性を追求し、メザニン付き休憩所やテラスを設置して空間の広がりを確保するなど、ウェルネスに配慮した施設づくりを念頭に置いており、入居企業の従業員確保をサポートする。

環境面では再生エネルギー100%達成を実現するための目標として、太陽光自家消費電力をテナントに無償還元することで電気代削減につなげ、補完としての再生可能エネルギーの購入と合わせ、脱炭素社会の達成を進める。

施設概要
施 設 名:「GLP 広島Ⅱ」
所 在 地:広島県広島市中区江波南2丁目1461番1
敷 地 面 積:23,106.75 ㎡
延 床 面 積:49,792.47 ㎡
構 造:地上5階建て(1-4 階:倉庫、4 階、5 階:休憩所)、耐震造
着 工:2022年1月
竣 工:2023年1月
認 証 取 得:CASBEE(新築)認証、LEED GOLD、ZEB Ready 認証、BELS 認証(予定)

(藤原秀行)※写真などはプレスリリースより引用

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