内航貨物船と外航海運は堅調も航空貨物の落ち込み目立つ
国土交通省が3月12日に発表した「国土交通月例経済(平成31年2月号)」によると、2018年12月のトラック輸送量は特別積合わせトラックが前年同月比3.0%減の622万7936トン、宅配貨物取扱個数は1.1%減の4億6169万1000トン、一般トラックは1.2%減といずれも3カ月ぶりに前年同月を下回った。
鉄道の19年1月速報値はJR貨物全体で1.3%減の256万1011トン。内訳は車扱が3.0%減の91万9749トン、コンテナは0.4%減の164万1262トンと引き続き減少傾向で推移しているものの、18年10月以降の下げ幅は大きく縮小している。
内航海運の18年12月速報値は貨物船が5.3%増の1908万1000トン、油送船が4.4%減の1054万3000トン。貨物船はモーダルシフトの進展などから5カ月連続で前年同月を上回った。
外航海運の18年12月速報値は輸出が1.3%増の82.5万TEU、輸入は0.2%増の77.2万TEU。輸出は3カ月連続で80万TEU台を維持している。
航空貨物の19年1月速報値は国内線が7.5%減の5万5365トン、国際線が20.3%減の11万6820トンとそれぞれ下落。国内線は16カ月連続、国際線は11カ月連続で前年同月を割り込んだ。
普通倉庫の18年12月における月間入庫高は2.9%増の247万トン、月末保管残高は3.8%増の492万トン、回転率は0.8ポイント低下の50.5%だった。
(鳥羽俊一)
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