「カメラのキタムラ」運営のキタムラHD、4月11日の東証再上場手続き中止

「カメラのキタムラ」運営のキタムラHD、4月11日の東証再上場手続き中止

株式市場の動向など勘案

カメラ専門店「カメラのキタムラ」の運営などを手掛けるキタムラ・ホールディングス(HD、東京都新宿区西新宿)は3月24日、東京証券取引所プライム市場への上場手続きを中止すると発表した。

4月11日付で上場する予定だった。

キタムラHDは「最近の株式市場の動向等諸般の事情を総合的に勘案した」と理由を説明している。米金融機関の破綻などで株式市場が動揺し、先行きにも不安が残っていることを考慮した。

今後については「上場手続きの再開時期は株式市場の動向等を見極めたうえで、総合的に判断する」と強調している。

2018年、前身のキタムラが「ツタヤ(TSUTAYA)」などを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)グループに買収され、東証2部への上場が廃止となって以来、約5年ぶりの再上場となる予定だった。「カメラのキタムラ」は全国に約600店舗を展開している。

(藤原秀行)

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