TOBなど実施、ドライバルク船事業の強化図る
日本郵船は7月31日、鉄鉱石や石炭などのドライバルク船運航がメーンのNSユナイテッド海運を子会社化すると発表した。
今年11月下旬から12月下旬ごろをめどにTOB(株式公開買い付け)を実施するなどして、日本郵船がNSユナイテッド海運株式の保有比率を直近(今年3月末時点)の18.35%から83.33%まで高めることを目指す。取得額はトータルで1200億円程度となる見通し。
TOBなど一連の手続きが成立すれば、NSユナイテッド海運は日本郵便の持ち分法適用会社から子会社になる。日本郵船はNSユナイテッド海運を傘下に収め、自社のドライバルク船運航の事業基盤を強化したい考え。
今後は需要が伸びることが見込まれる液化CO2など環境関連分野への取り組みも拡充することを目指す。
NSユナイテッド海運は日本製鉄が33.36%を出資する筆頭株主を務めている。日本製鉄は日本郵船のTOBには応じず、その後の2027年1月ごろにNSユナイテッド海運が行う予定の自社株を対象としたTOBに応募する。
最終的には、27年4月をめどに日本郵船と日本製鉄の2社のみが出資する形に移行する。NSユナイテッド海運は東京証券取引所プライム市場への上場が廃止となる見通し。
(藤原秀行)







