温室効果ガス排出量算定のゼロボードが取締役会設置会社へ移行、DNX Ventures・倉林氏ら社外取締役に就任

グローバルで戦えるスタートアップとしての成長目指す

温室効果ガス排出量算定・開示・削減を支援するソリューション「zeroboard」を展開しているゼロボードは4月17日、取締役会設置会社へ4月14日付で移行したと発表した。

新たな社外取締役としてDNX Venturesマネージングパートナー兼日本代表の倉林陽氏、Keyrock Capital Managementシニアアドバイザーの内河俊輔氏、インクルージョン・ジャパン ディレクターの吉澤康弘氏の3人が就任。監査役は西村あさひ法律事務所パートナー弁護士の加賀宏樹氏が就いた。

（左から）内河氏、倉林氏、渡慶次道隆ゼロボード代表取締役、吉澤氏（ゼロボード提供）

ゼロボードは温室効果ガス排出量算定・可視化クラウドサービス「zeroboard」を軸として、算定や開示の支援と削減のソリューションを提案。企業の脱炭素経営を後押ししている。

新たなルールや規制が次々と生まれてくる脱炭素領域は国内外の動向をいち早くキャッチしながら、強みのエンジニアリング力と専門性の高いコンサルティング力を最大限に生かす経営体制が求められていると判断。目指しているグローバルなプラットフォーム企業に相応しい管理・ガバナンス体制を構築するため、取締役会設置会社への移行を決めた。

社外取締役に就任した倉林氏はBtoB SaaS（Software as a Services）の事業モデルに関する深い知見、内河氏にはグローバル企業として具備すべきマネジメント知見、吉澤氏にはESGの最新トレンドや大企業との連携に対する知見を期待。グローバル・ローファームでスタートアップ支援の経験が豊富な加賀氏を監査役に迎え、健全で強固な経営基盤の構築を図る。

役員の一覧

（藤原秀行）