自律走行技術と大容量で確実な除塵を実現
業務用床洗浄機大手のアマノは5月24日、大型ショッピングセンターやスーパーマーケットなどの商業施設、物流倉庫、工場の床面に対して高い除塵能力を持つ業務用ロボット掃除機「RSrobo(アールエスロボ)」を発売すると発表した。
アマノは2014年3月に自律走行式のロボット床面洗浄機「SE-500iX」を発売。日本国内では初めて本格的に業務用ロボット清掃機の事業展開を開始した。その後も3機種の清掃ロボットを市場投入し、清掃作業員の人手不足対策や清掃作業効率化によるコスト削減を支援するための製品に注力している。
清掃ロボットへのニーズが高まっていることに対応するため、採用企業から要望の多かったスイーパー(除塵)タイプの清掃ロボットの開発にこぎ着けた。
性能は、スクラバー(洗浄)タイプの清掃ロボット「EGrobo(イージーロボ)」の安全性や操作性を踏襲し、集塵機で培った除塵技術を採用することで、掃除機としての性能を高めている。
清掃幅は925㎜と業界最大級で、清掃能力は2775㎡/Hを実現。バケット容量も30L(有効容量20L)と大きく、アマノは大型施設の除塵に導入効果が高いと強調している。
併せて、清掃ロボットクラウドサービス「AMANO Robot Cloud」を活用し、ロボットの運行・稼働状況をパソコンやタブレットで閲覧できるほか、クラウド上で清掃ルートの変更も実施可能。現場管理者の大幅な工数削減につながるとみている。
ロボットの概要
【出荷開始】2023年5月19日
【販売価格】本体価格:4,600,000円(税別)、保守費用(月額):38,000円(税別)
【販売目標】年間100台
【主な特長】
(藤原秀行)※いずれもアマノ提供