ITベンチャーのミナクニ、内航海運で船舶と貨物をマッチングするシステム開発

ITベンチャーのミナクニ、内航海運で船舶と貨物をマッチングするシステム開発

業務効率化、関係者間で情報共有も促進

ITベンチャーのミナクニ(さいたま市)は6月21日、内航海運を対象に船舶と貨物をマッチングするシステム「みんなのボースン」を開発したと発表した。

船舶運航会社は、日常的に他社と船舶や貨物の貸し借りを行っているが、やりとりは電話やファクス、SNSがメーンで作業に時間を要している上、情報の共有範囲も限られているため、特定の会社同士でしか情報がシェアされていないのが課題。

「みんなのボースン」は、WEB上に情報交換の場を提供することで情報の共有範囲を広げるのが狙い。船舶の輸送効率を最適化するのに加え、情報交換の業務時間も短縮できると見込む。ミナクニは現在、日本唯一のマッチングシステムと説明している。

海運会社はこれまでつながりのなかった同業者と情報を共有できるようになり、情報が増えることで効率的な運航のアイデアが生まれる可能性が高まり、スケジュールの最適化につながるとみている。

現在、試用期間(2023年7月3日から1カ月程度)のモニターを募集している。

【初期機能】
1.自社の貨物/空船情報を掲載
2.他社の貨物/空船情報を閲覧
3.会員限定
4.スマートフォン可
5.マスタによる入力支援
6.インストール不要

【今後の発展】
1.掲示板からの成約の機能
2.帳票発行の機能
3.見積取得掲示板の機能
4.航海距離計算の機能
など

(藤原秀行)※いずれもミナクニ提供

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