文化財保護し地域に貢献、24年9月竣工見込む
フジサンケイグループで不動産事業を手掛けるサンケイビルとJA三井リース建物は7月3日、東京都府中市で新たなマルチテナント型物流施設「SANKEILOGI(サンケイロジ)府中」を開発すると発表した。
「SANKEILOGI」シリーズの物流施設としては第4弾。地上4階建て、延床面積3万9617㎡を計画しており、竣工は2024年9月の予定。
外観イメージ
建物の西側では、中世後期頃に構築され、府中市の遺跡登録を受けている「横海道北1号塚」を保存し、訪問者が見学できるようにする計画。敷地北側には自主管理公園を設け、地域住民の憩いの場として開放する上、災害時には備蓄倉庫などを使えるようにすることで防災拠点としての役割も果たす。
中央自動車道の国立府中ICから約3.6kmで、都心の広域配送にも対応できるとみている。
2階につながるスロープを設置することで2層使いが可能となり、効率の高いオペレーションを後押しできるとみている。最上階には富士山を望めるテラスを併設したラウンジを設け、従業員の快適な就労環境の整備を図る。
「横海道北1号塚」保存イメージ
■計画概要(予定)
名称 (仮称) | SANKEILOGI 府中 |
所在地 | 東京都府中市武蔵台一丁目1-3(地番) |
交通 | 中央自動車道「国立府中IC」から約3.6km JR武蔵野線「北府中駅」から徒歩約10分 |
敷地面積 | 約16,877㎡(5,105坪) |
延床面積 | 約39,617㎡(11,984坪) |
構造・規模 | RC+S 造、地上4階建 |
設計・施工 | 前田建設工業株式会社 |
着工 | 2023年7月 |
竣工 | 2024年9月(予定) |
■広域地図
■狭域地図
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用