Amazonビジネス、インボイス制度に対応したビジネス購買の新機能を追加

Amazonビジネス、インボイス制度に対応したビジネス購買の新機能を追加

検索で発行に対応した商品を絞り込み可能に

アマゾンジャパンは7月13日、法人向けのEコマース事業「Amazonビジネス」で、今年10月に導入される適格請求書等保存方式(インボイス制度)に対応する新たな機能を8月4日から提供すると発表した。

購買担当者は新機能を活用して、Amazonビジネス内の検索結果でインボイス発行対象商品の絞り込みが可能になるほか、バッジ表示により商品詳細ページで対象商品を確認できるようになる。

さらに、購買部門の管理者は企業や組織の方針に沿ってインボイス発行の有無に基づいた購買ルールを追加することが可能。各機能の提供を通じて、インボイス発行対象商品の絞り込みに要する時間や手間を削減し、ビジネス購買の効率化を支援する。

新機能で購買担当者は企業の方針に沿った商品を選びやすくなり、購買部門の管理者も購買のコンプライアンス遵守を高めつつ、現場の担当者からの購買ルールへの質問対応を減らせるなど、承認プロセスの簡素化や円滑な業務遂行が期待できるとみている。

■商品検索結果の絞り込み条件の追加(購買担当者向け)

Amazonビジネス内で商品を検索した後、画面の左側で検索結果の絞り込みができる。適格請求書の項目で「発行対象が含まれる商品」を選択すると、インボイス発行対象の販売事業者様からの出品を含む商品に絞り込める。

■商品詳細ページでのバッジ表示(購買担当者向け)

インボイス発行対象の販売事業者から出品されている商品である場合、各商品の詳細ページで「適格請求書の発行対象です」と表示される。購買担当者は購買前にインボイス発行対象の販売事業者から出品されている商品であるか、そうではない商品かを把握できる。

■購買ルールの追加(購買管理者向け)

Amazonビジネスの購買ルールは、購買担当者が社内の方針に沿って購買業務を遂行するために管理者があらかじめルールを設定できる。商品検索結果へのバッジ表示の管理、購買の承認プロセスなどの設定が可能。今回新たに追加となった購買ルールは以下の通り。

(1)制限ルール: 適格請求書発行対象外の出品
インボイス発行対象外の販売事業者から出品されている商品に対して、管理者メッセージの表示や承認ワークフローを設定できる。

(2)絞り込みルール: 適格請求書発行対象の出品
インボイス発行対象の販売事業者から出品されている商品のみを購入できるように絞り込み設定が可能。

(藤原秀行)※いずれもアマゾンジャパン提供

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