「サプライチェーンイノベーション大賞」、23年はユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティングが受賞

「サプライチェーンイノベーション大賞」、23年はユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティングが受賞

物流提供内容に応じて料金変える「メニュープライシング」導入

経済産業省は7月14日、同省が事務局を務める製・配・販連携協議会が、サプライチェーン全体を最適化するための優れた取り組みを表彰する「サプライチェーン イノベーション大賞 2023」の受賞者を決定したと発表した。

共同提出を含む10件の応募の中から、大賞にはユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティングを選出した。同社は小売店など向けの物流に関し、提供内容に応じて料金を変動させる「メニュープライシング」を導入。物流業務の効率化で温室効果ガス排出量を年間約950t削減したことなどを評価した。

優秀賞は3件。ASNデータを活用した検品レスなどを推進したユニ・チャーム、ジャペル、キユーソー流通システムの3社、段ボールの再利用を積極的に進めたPALTAC、キリン堂、クスリのアオキ、薬王堂、ユタカファーマシー、こんの、宮崎の7社、食品スーパーの物流変革に着手した首都圏SM物流研究会。

製・配・販連携協議会は2011年5月に発足。7月14日現在で小売・卸売業やメーカーなど54社が参加している。

(藤原秀行)

受賞内容の詳細はコチラから(経産省ホームページ)

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