ACSL、レーザー測量用ドローンの受注開始

ACSL、レーザー測量用ドローンの受注開始

高精度な作業可能と期待、市場に本格参入

ACSLは7月19日、セキュリティーを強化したドローン「PF2-AE(Advanced Edition)」の新機種として、レーザー測量用ドローン「PF2-AE Survey(測量)」の受注を開始したと発表した。

高性能センサーのLiDARを使ったソリューションを手掛けるフランスのYellowScan(イエロースキャン)製LiDARを搭載し、国産ドローンで高精細なレーザー測量を実現する。ACSLは新機種でドローンを使った測量分野へ本格参入する。

ドローンにレーザースキャナを搭載し、レーザーを地表へ照射して反射したレーザー光線の情報を基に地表との距離を測定する測量は、樹木間をすり抜けて地表まで到達することで伐採前の山林などでも地形を測量することが可能となり、写真測量では得られない高精細なデータを取得できるため、ニーズが高まっている。

ACSLは新機種をアピールし、測量需要を積極的に取り込んでいきたい考え。

PF2-AEはこれまでに「PF2-AE Delivery(物流)」「PF2-AE Inspection(インフラ点検)」「PF2-AE Disaster Relief / Patrol(災害/警備)」の3種類を発表してきた。測量も追加、ラインアップを拡充する。

YellowScan製LiDAR「Mapper+/Ultra2」は小型・軽量で、かつ公共作業での地形測量・マッピングに適用する、汎用のドローン用Lidar計測システム。いずれもYellowボタン1つによる簡単な操作で、安定した精度の計測を提供する高い信頼性と現場での実践力を備えている。

製品概要
PF2-AE Survey(測量)


YellowScanのMapper+を搭載したPF2-AE Survey

寸法

全長(プロペラ範囲) 1,173mm

 高さ(カバー上面まで) 526mm

飛行速度(完全自律飛行時)

水平:10m/s

上昇:3m/s

 下降:2m/s

最大対気速度

20m/s

最大飛行時間

約20分

LiDAR

2種類より選択可能

・YellowScan「mapper+」

 ・Yellow Scan 「Surveyor Ultra」

標準搭載

・標準送信機(スマートフォン無し)1台

・専用アプリケーション「TAKEOFF」

 ・リモートIDモジュール

(藤原秀行)※いずれもACSL提供

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