大和ハウス系の若松梱包運輸倉庫、物効法適用の自動倉庫使った物流事業をサントリーHDと開始

大和ハウス系の若松梱包運輸倉庫、物効法適用の自動倉庫使った物流事業をサントリーHDと開始

横持ち運送減らし業務効率向上と環境負荷軽減目指す

大和ハウス工業は8月4日、グループの若松梱包運輸倉庫(金沢市)が同日、「美川第2共配センター」(石川県白山市)の敷地内に自動倉庫を完成させ、荷主のサントリーホールディングス(HD)と国土交通省が推奨する物流総合効率化法(物効法)の適用を受けて環境に配慮した効率的な物流事業の展開を開始すると発表した。


センター外観イメージ


自動倉庫イメージ

若松梱包運輸倉庫はトラックドライバーの長時間労働規制強化に伴い物流現場の混乱が懸念されている「2024年問題」やドライバ―不足、温室効果ガス排出削減などの課題に対応するため、特定流通業務施設の建設を決定。荷主のサントリーHDと連携し、物効法の趣旨に則った物流事業運営を図ることにした。

新倉庫は自動化保管装置と倉庫管理システムによる在庫管理装置を配備。従来以上の保管量と効率性を併せ持っている。さらに、繁忙期の溢れた在庫も含めて集約することを
企図しており、横持ち運送を大きく減らすことで業務効率向上と環境負荷軽減を目指す。

特定流通業務施設を新設し、分散している物流拠点・輸送網を集約・効率化する取組み

【倉庫概要】
①土地建物
敷地面積:15,356.17 ㎡(4,645.24 坪)
建物構造:鉄骨造 2 階建
建築面積:5,933.21 ㎡(1,794.80 坪)
延床面積:16,490.62 ㎡(4,988.42 坪)
②機械装置
種 目:飲料/酒類製品を保管する大規模なパレット自動倉庫
保管料量:8,640パレット(ビールパレット換算)
設備仕様:30m級スタッカークレーン6台
周回式有軌道搬送台車9台
パレットコンベア(ピッキングステーション4台
住所:石川県白山市鹿島町一号9番3,6

【若松梱包運輸倉庫が強みとする4温度帯共同配送の概要】

(藤原秀行)※いずれも大和ハウス工業提供

物流施設/不動産カテゴリの最新記事