オープンロジ、EC事業者の物流データ分析・整理し分かりやすく表示する「ダッシュボード」機能開始

オープンロジ、EC事業者の物流データ分析・整理し分かりやすく表示する「ダッシュボード」機能開始

配送状態や結果など全体像把握可能に

オープンロジは8月10日、EC事業者の物流支援サービスに関し、それぞれのサービスユーザーの入出庫や在庫、配送遅延地域エリアや再配達発生率などの配送に関する管理データを分析、整理した上で分かりやすく表示する「ダッシュボード」機能の提供を開始したと発表した。

今年5月から、ECを運営する上での意思決定を支援する機能として一部無料でオープンロジを利用する大規模ユーザーが活用している。

従来はユーザーがシステム画面上で入出庫、在庫、配送といったデータを確認することは可能だったが、社内データとして活用するためには手動で加工する必要があった。加えて、大規模ユーザーの利用や事業規模を拡大しているユーザーが増え、「入出庫や在庫・配送状況のデータ量が増加し、集計の手間と時間がかかる」「会社組織が大きくなり、社内の関係部署とのデータ共有が煩雑になっている」といった悩みも同社に寄せられていた。

そこでオープンロジは、ユーザーへのヒアリングを進め「ダッシュボード」機能の提供に踏み切った。 今後は、多くの大規模ユーザーに対して「大規模ECの多角的な経営判断の最適解を導くのに必要な標準情報」 を提供するダッシュボードを目指し、機能の精度を進化させていく構え。

■例:配送完了日を起点としたキャンペーンなどの施策での活用
・提供前:従来、配送完了した後にキャンペーンを実施する場合、配送完了や持ち戻りのステータスを各配送キャリアの追跡システム上で検索し、配送データとの付け合わせなどを行う必要があった。

・提供後:ダッシュボードの配送管理画面では、過去の配送履歴にひも付く追跡番号を基に直近の配送状況を一覧化して表示し、配送状態や結果の全体像を把握できるようになる。施策検討、実施に必要なデータ取得業務が効率化できる上、日付を利用した経理上の確認も可能になる。


ダッシュボードのサンプル画面(オープンロジ提供)

(藤原秀行)

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