旅客機の貨物スペース活用
グルメ・生鮮食品のECサイトを展開する食文化は8月21日、運営している「豊洲市場ドットコム」で8月、新たなサービス「きょう着く空便 ソラビン」を開始したと発表した。
全国の空港から最速24時間で、採れたて、作りたての新鮮な食材を配送する。8月19日に第一便が到着した。
旅客機の貨物スペースを活用してスピード輸送を実現。全国の生産者のこだわりの食材を最高鮮度のまま、消費者が取り寄せられるようにした。
同社は既に「豊洲きょう着く便」を提供。東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬・栃木・茨城・山梨の関東1都7県の在住者向けに、東京の豊洲市場にその日入荷した新鮮な食材を、当日中に届けている。既存サービスの一環として、「きょう着く空便 ソラビン」を開発した。
新サービスは一例を挙げると、早朝に水揚げした魚介類を最寄りの飛行場に納品すると、旅客機の貨物スペースに乗り、当日の午前中に羽田空港に到着。その後、都内の豊洲市場に納品、同社が出荷する。新サービスに対応している空港は当初、全国7カ所を設定している。
「きょう着く空便」協力空港のエリアマップ
❶ 高松空港(香川)❷ 小松空港(石川)❸ 米子空港(鳥取)❹ 福岡空港(福岡)❺ 庄内空港(山形)❻ 富山空港(富山)❼ 新千歳空港(北海道)
(藤原秀行)※いずれも食文化提供