大塚倉庫、池田模範堂の全国医薬品物流を受託

大塚倉庫、池田模範堂の全国医薬品物流を受託

東西2拠点体制に移行、共同物流活用し「2024年問題」対応

大塚グループで医薬品などの物流を担う大塚倉庫とかゆみ止め薬「ムヒS」などを製造・販売する池田模範堂(富山県中新川郡上市町)は10月10日、大塚倉庫が池田模範堂の物流業務を全国で受託したと発表した。

東日本と西日本の両拠点から全国向けに共同物流を同日開始した。

医薬品業界は流通過程の品質保証水準を定めた「GDPガイドライン」で、輸配送品質の確保と安定供給の双方に対応することが求められている。両社は業務提携により、池田模範堂が在庫拠点を富山の1拠点から東西2拠点に分散。両社が連携し、異常気象による積雪や豪雨など災害発生時に事業を継続できるようにするとともに、「2024年問題」に備えた輸配送車両の効率化を図る。

大塚倉庫が展開している食品や飲料、医薬品、日用品の共同物流サービス「共通プラットフォーム」の枠組みを活用し、保管スペースの有効活用を進め、サプライチェーン全体の最適化を目指す。

(藤原秀行)

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