オープンロジ、越境ECで最適な海外配送サービスの自動指定・出庫指示機能を強化

オープンロジ、越境ECで最適な海外配送サービスの自動指定・出庫指示機能を強化

CV率アップを後押し

オープンロジは10月19日、ECの構築・運営支援を手掛けるShopifyが提供している、入出荷など物流面もカバーするサービス「コマースプラットフォーム」を使ってEC事業者が越境ECを展開する際、最適な海外配送サービスを自動で指定する機能を利用する場合に「小形包装物(航空)+書留のサービス」も選択できるようにしたと発表した。


(オープンロジ提供)

オープンロジは越境ECの配送方法・料金を最適化するため、配送先の国や重量などを勘案して複数の手段を利用できるよう、EMS(国際スピード郵便)やDHL、FedExなどの海外配送サービスと連携し、オープンロジの包括的な物流支援サービスを使っているEC事業者が専用のポータルサイト上で選択できるようにしている。

今年9月には出庫ルール機能で最適な海外配送サービスの自動指定・出庫指示などができるようにした。

越境ECは購入時に好みの配送手段を選択できることが、CV率(コンバージョンレート、ウェブサイトをクリックしたユーザーのうち、どれくらいの割合で実施に購入してくれたかの成果を表す)のアップに寄与する。一方、注文確定後にデフォルトの配送方法から顧客指定の配送手段に変更する作業時間は、販売拡大に比例して増大し、事業者の負担となっていた。

Shopifyを活用する事業者が、オープンロジの出庫ルール機能を利用することで1カ月当たり約12.5時間の作業時間削減とCV率UPを実現した事例もあるという。9月30日に廃止された国際eパケット郵便物の代わりとして「小形包装物(航空)+書留のサービス」も設定・選択可能にして、物流面から越境ECのCV率上昇を後押しできるようにする。

(藤原秀行)

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