TuSimple JAPANが日本初、東京~名古屋間でレベル4相当の自動運転トラック走行テストに成功

TuSimple JAPANが日本初、東京~名古屋間でレベル4相当の自動運転トラック走行テストに成功

24年には完全無人で実施へ

米カリフォルニア州サンディエゴに本拠を置き、トラックの自動運転技術開発を手掛けるTuSimple Holdings(トゥーシンプルホールディングス)の日本支社TuSimple JAPAN(トゥーシンプルジャパン)は10月25日、今年1月に開始した東名・新東名高速道路での自動運転トラックの走行テストで、日本初の東京~名古屋間のレベル4相当の自動運転トラックの実証実験に成功したと発表した。

厚木南IC~豊田JCT間で、累計4万1605㎞の走行テストを実施してきた。併せて、同区間の約270kmの自動運転走行映像も公式YouTubeで公開した。

2024年にはレベル4の完全無人自動運転トラック走行実証実験に向けた準備と、東京側の物流センターから名古屋側の物流センターまでの自動運転トラックの実証実験、東京~大阪間での自動運転トラック走行実証実験に着手する予定。その後、自動運転トラックの台数を増やし、事業検証における実証実験を重ねた上で、本格的な実運用開始も検討する。

11月5日まで東京・有明の東京ビッグサイトで開催される「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」でブースを初出展し、今回の東名・新東名高速道路におけるレベル4相当での走行テストのほか、TuSimple社の自動運転トラック世界初の完全無人走行テストの様子、自動運転トラックビジネスに向けた応用例等の米国などの実績を動画で案内する。

会場では、TuSimpleが自社開発した、レベル2+~対応の自動運転ソリューションパッケージ「TS-Box」(TuSimple -一体型ドメインコントローラー検知ボックス)を日本で初公開する。乗用車と商用車双方の車両メーカー向けに、コストパフォーマンスの高い、自動運転ワンストップソリューションを提供することを目的に開発・設計した。

(藤原秀行)※いずれもTuSimple JAPAN提供

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