日本GLPが兵庫・尼崎で大規模物流施設開発「ALFALINK」の1棟目着工、佐川が大型中継センター開設へ

日本GLPが兵庫・尼崎で大規模物流施設開発「ALFALINK」の1棟目着工、佐川が大型中継センター開設へ

23.8万㎡と関西最大級のマルチ型、25年10月竣工見込む

日本GLPは11月16日、兵庫県尼崎市で地上6階建て、延床面積約23万8400㎡の物流施設「GLP ALFALINK尼崎南棟」の工事に着手したと発表した。

総延床面積約35万㎡の大規模多機能型物流施設「GLP ALFALINK尼崎」の1棟目。関西最大級のマルチテナント型案件として2025年10月の竣工を見込む。

「GLP ALFALINK尼崎南棟」は佐川急便が1~2階に入居する予定。食品や飲料などの流通加工・保管を手掛けるジョブポート(兵庫県西宮市)ほか1社との間で賃貸借契約を締結済み。現時点で総延床面積7万㎡超の賃借が決定している。

「GLP ALFALINK尼崎北棟」の成約済み区画と合計すると、全体の約60%が成約済みという。


「GLP ALFALINK尼崎南棟」外観完成イメージ

「GLP ALFALINK尼崎南棟」は同敷地内に建設予定の「GLP ALFALINK尼崎北棟」と合わせて関西最大級の物流施設を開発する計画。施設の一部区画で佐川急便の大型中継センターが稼働することが決まっている。入居企業は効率的な荷物の出荷・集荷や迅速な輸配送が可能になる。

最大9テナントが入居できるよう設計。ダブルランプウェイでの上下階への移動が可能で、各階は平面利用やメゾネット利用など、入居企業の多様なニーズに対応し、業務効率の向上につなげられるようにする。

敷地の北西部には、近隣緑地への連続性を保つため、開放感のある広い広場を設置。災害時は避難場所として機能させる。共用棟には、地域住民も利用可能なレストラン、コンビニエンスストア、多目的スペース、マルチコートなどを導入する計画。

広場から共用棟、施設の外壁通路を通って隣接するサイクリングロードへとつながる動線を確保。歩行者と車両を分離して安全性を確保するとともに、施設の従業員にとどまらず街全体の豊かな生活をサポートしていきたい考え。


広場、共用棟完成イメージ

大阪駅まで直線距離で9kmに位置し、国道43号の利用で大阪都心部へは約30分、阪神高速5号湾岸線・3号神戸線の尼崎西ICまで約300m。関西全域への広域配送の物流拠点として機能すると期待している。

ダブルランプウェイでの上下階移動を可能とし、3階は平面使い、4~5階は垂直搬送機と荷物用エレベーターが設置されたメゾネット使い、最上階の6階は両面バース利用を可能にする予定。

浸水対策として防災センターを2階に設置。停電対策は非常用発電機を導入し、停電時でも施設設備の利用を可能とするほか、地震対策として免震PC造を採用し、建物の安全性を確保する。ダブルランプウェイによる各階へのアクセスを装備することで、事業の継続性を確保する。

再生可能エネルギーの活用:環境配慮として、自家消費型太陽光発電設備の設置とグリーン電力の購入により、入居企業の脱炭素化に向けたサステナビリティ推進への取り組みを後押しする。環境認証の取得:CASBEE認証、ZEB Ready認証をそれぞれ取得する予定。


「GLP ALFALINK尼崎」全体完成イメージ(いずれもプレスリリースより引用)

■施設概要
施設名:「GLP ALFALINK尼崎南棟」
所在地:兵庫県尼崎市道意町7-1-10
敷地面積:約107,300㎡
延床面積:約238,400㎡
構造:地上6階建て、免震PC造 一部S造
着工:2023年11月
竣工:2025年10月末(予定)
認証取得:CASBEE認証、ZEB Ready認証取得(予定)

(藤原秀行)

物流施設/不動産カテゴリの最新記事