戸田建設、沖縄・浦添のオリオンビール旧本社跡地でマルチテナント型物流倉庫開発

戸田建設、沖縄・浦添のオリオンビール旧本社跡地でマルチテナント型物流倉庫開発

4.7万㎡、リースバックへ

戸田建設は、沖縄県浦添市のオリオンビール旧本社跡地で、マルチテナント型物流倉庫の開発を進めている。戸田建設が跡地を取得した。

戸田建設が今年6月時点に公表した内容によれば、物流倉庫は地上4階建て、延床面積は約4万7000㎡を見込む。2024年12月に計画している竣工後に物流倉庫の一部をオリオンビールに賃貸し、残りのスペースは外部に貸し出すセールアンドリースバック方式を採用する予定。

当該地は県内を南北に結ぶ主要幹線道路の国道58号に接し、沖縄西海岸道路にも近い。戸田建設は那覇市をはじめとした中心市街地への配送に適した希少性の高い場所で、マルチテナント型物流倉庫のニーズが十分見込めると期待しており、県内の物流効率化にも貢献したい考えだ。

オリオンビールは当該地で倉庫を運営してきたが、敷地内に建物が点在しており、老朽化も進んでいるため、戸田建設と連携して建て替えに踏み切る。オリオンビールは土地の譲渡で得た資金を名護工場(名護市)や那覇市と本部町に所有する観光ホテルの設備投資に充てる。

新倉庫の開発期間中、オリオンビールの倉庫は浦添市牧港の「GLP沖縄浦添あんしん総合流通センター」へ一時的に移転させている。

戸田建設は保有不動産の活用事業を含め、全国で10件の物流施設を開発してきた。今後も優良な立地で事業機会を探る。


物流倉庫の完成イメージ


開発地(いずれもプレスリリースより引用)

(仮称)沖縄浦添プロジェクトの概要(今年6月時点の公表内容)
所在地:沖縄県浦添市城間1985-1他
構造・規模:鉄骨造・地上4階建
開発区域面積:約23,000㎡
延床面積:約47,400㎡
着工:2023年10月予定
竣工:2024年12月予定

(藤原秀行)

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