初期の設備投資負担減らすスキーム活用、「ロジテック」普及図る
リース大手の芙蓉総合リースと物流領域の自動化・省人化支援などを手掛けるPAL(大阪市)は12月14日、資本・業務提携したと発表した。具体的な出資額などは開示していない。
物流業界で喫緊の課題となっている自動化や標準化などを加速させるのが狙い。
荷主企業への幅広い顧客基盤を有する芙蓉リースと、物流現場向けのロボットやAIなど「ロジテック」に注力して自社でハードウェアとソフトウェアを企画・開発する「ロジテックインテグレーター」として実績を重ねているPALがタッグを組み、物流業界が労働集約産業から装置産業へ移行していく過程で必要となる設備投資を、多様なファイナンススキームを用いてサポートする。
両社は物流業界の自動化・省人化を下支えする新たなファイナンスの仕組みを創出し、初期の設備投資負担を減らしたロジテックのソリューションを着実に普及させていきたい考えだ。
(両社提供)
(藤原秀行)