鉄道貨物に、CO270%削減見込む
造粒・コーティング装置メーカーのフロイント産業は12月19日、メディセオと連携し、日本石油輸送、JR貨物、日本フレートライナーの3社の協力を得て、鉄道コンテナ輸送を利用し、工場から物流センターへの医薬品添加剤のモーダルシフトを開始したと発表した。
フロイント産業は製造拠点の浜松事業所(静岡県浜松市)から岡山センター(岡山市)までの輸送に関し、温室効果ガスの排出削減と「2024年問題」への対応を図るため、コンテナの調達、列車へのコンテナ積み替えなどを含む物流工程で、前述の4社がそれぞれ所有する技術・ノウハウを活用、モーダルシフトを本格化させる。
浜松事業所
従来の大型トラックによる陸送では年間約8.2トンの温室効果ガスを排出していた。モーダルシフトで70%に相当する約5.8トン削減できるとみている。
今後は岡山センターから医薬品メーカー工場への配送についてもモーダルシフトの実行を検討する。
積み込みの様子
鉄道運搬の様子
(藤原秀行)※いずれもフロイント産業提供