日通NECロジ、品質評価センターで製品や包装貨物の「温湿度環境試験サービス」強化

日通NECロジ、品質評価センターで製品や包装貨物の「温湿度環境試験サービス」強化

小型の恒温恒湿槽導入、対応範囲拡大

日通NECロジスティクスは12月20日、東京都府中市の「品質評価センター」の試験設備を拡充し、製品や包装貨物の評価試験サービスを強化したと発表した。。


今回新たに導入した小型恒温恒湿槽

近年、製造業はSDGsやサステナビリティを重視する世界的な潮流へ対応するため、製品の故障率を下げ廃棄物を減らすことや、長期間にわたり製品の品質・信頼性を維持することが強く求められている。製品の耐久性を評価するニーズは拡大、多様化している。

そうした動きを踏まえ、同社は従来の大型・中型の恒温恒湿室に加え、小型の恒温恒湿槽を導入した。

製品の輸送・保管・使用など様々な状況で、天候や外気温が製品にどのような影響を及ぼすのか、製品の特性上温湿度の影響を受けやすいことが見込まれる場合にどのような対策を行うことが適当かといった評価を行い、耐久性を確認することが可能。試験の対応範囲を拡大し、より幅広くユーザーの要求に応えられるようにする。

<サービスの概要>
名称:温湿度環境試験サービス
対象業種:医薬品、精密機器、自動車部品等
試験方法:温湿度サイクル試験を行い製品の環境特性の検査を実施。試験の実施に先立って試料(試験対象物)を一定の温・湿度条件での平衡を実施。
試験範囲:温度範囲 -40℃~100℃  湿度範囲 20%~98%R.H.
対応工業規格:JIS Z 0200:2013、JIS Z 0200:2020、JIS Z 0200:2023、JIS Z 0203、ISTA、JIS、ISO、ASTM、MIL、NDS、UN


評価試験の実施までの流れ(いずれも日通NECロジスティクス提供)

(藤原秀行)

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