水素活用なども推進、「さらに強くなる」と意欲
三菱ふそうトラック・バスのフランツィスカ・クスマノ社長CEO(最高経営責任者)は7月14日、川崎市の本社で、4月の就任以来初めて記者会見に臨み、事業戦略などを説明した。
クスマノ社長は、日本国内でトラックドライバー不足が深刻化していることに触れ「まさに(事態を大きく変えるきっかけの)ゲームチェンジャーになる」と解説。トラックメーカーとして、自動運転技術の確立など対策に注力していく姿勢をアピールした。

会見したクスマノ社長
また、持ち株会社のARCHION(アーチオン)傘下で今年4月1日に経営統合した日野自動車との関係について「開発や購買、生産の面で協業したい。規模の経済を活用する」との考えを表明。水素を活用した車両の開発や電動化を日野と進めていくことを明らかにした。加えて、人材の育成にも注力し「さらに強い三菱ふそうになっていきたい」と述べた。
新体制への移行後も三菱ふそうと日野のブランドは存続させる一方、バックオフィス機能を統合するほか、両社の販売ネットワークを相互に活用すると説明。統合による経営体制強化を積極的に図っていく意向を語った。
併せて、AIやデジタル技術を生かして業務の効率化を促進することに強い意欲を見せた。「車両を早く納品することに取り組んでいる。コンフィギュレーター(顧客の要望に応じた複雑な製品仕様を正しく組み立てるシステム)を使い、よりよい商品を届ける」と話した。
(藤原秀行)








