まず港湾・コンテナの領域で本格展開
トヨタ自動車は7月16日、新事業創出の仕組み「BE creation」から生まれ、初めて分社化したOneStreamが、3社からの出資を受け入れ、本格始動したと発表した。
「BE creation」は、「世のため人のため」「技術を活かして新しいことに挑戦したい」という社員の想いを起点に、顧客の声や現場の課題に向き合い、仮説検証を重ねながら事業化を目指す独自の取り組み。
OneStreamは今年4月に発足。6月にトヨタから物流効率化システム「One Stream」の開発・運用と関連サービスの提供事業を承継した。
新たに上組、フジトランス コーポレーション、モバイル端末向けコンテンツ開発などの日本エンタープライズ傘下で事業投資を手掛けるNEインベストメントの3社が資本参画した。具体的な出資額は開示していない。
3社の支援を受けながら、港湾・コンテナ物流の効率化を促進していきたい考え。
One Streamは、荷主が出荷する貨物を倉庫で準備し、トラックで港まで運び、港湾でコンテナとして船積みするまでの一連の流れを、関係する企業同士が同じ情報を見ながら進められるようにするシステム。
現場改善とデジタル化を一体で推進することで、システム導入そのものを目的とせず、業務成果の創出を重視している。電話、メール、紙、個別システムなどに分かれていた情報をつなぐことで、倉庫での作業計画、トラックの配車や待機時間、港湾での受付・予約などを見える化し、荷主、倉庫会社、輸送会社、港湾関係者がより効率的に業務を進められることを目指している。
OneStreamはまずは港湾・コンテナ物流で荷主、倉庫会社、輸送会社、港湾関係者とともに情報連携と業務効率化に取り組み、得られた知見や仕組みを活かしながら、将来はより広い物流領域での課題解決にも貢献していくことを狙う。
| 会社名 | OneStream株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県名古屋市中区錦2丁目15-22 名古屋伏見Kフロンティア 9F |
| 代表者 | 代表取締役 足立 聡史 |
| 設立 | 2026年4月 |
| 事業内容 | 荷主、倉庫会社、輸送会社、港湾関係者の間で分かれている物流情報をつなぎ、貨物の準備、トラック輸送、港湾での受付・予約などを効率化する仕組みの開発・運営 |
(藤原秀行)








