「グランマックス」「タウンエース」「ボンゴ」
国土交通省は1月26日、ダイハツ工業が新車の安全性に関する国の試験などで膨大な不正を働いていた問題に関し、道路運送車両法に基づき、特に悪質な不正行為があったと認めたダイハツの「グランマックス」、トヨタ自動車にOEM(相手先ブランドによる製造)供給している「タウンエース」、同じくマツダにOEM供給している「ボンゴ」の3車種(いずれもトラックタイプのみ)の「型式指定」を同日付で取り消したと発表した。
型式指定がないと、量産が事実上不可能になる。再取得には最低でも数カ月かかる見通しで、ダイハツの経営に大きな打撃となる。物流業界にも影響が出そうだ。
(藤原秀行)