25年3月竣工予定、冷凍自動倉庫導入し就労環境改善
アサヒロジスティクスは2月19日、埼玉県嵐山町の物流施設「花見台共配センター」の建て替え工事を開始したと発表した。
建物の老朽化対策や機能の強化が狙いで、2025年3月の竣工を見込む。
同社は今回の建て替えを、継続的にスクラップ・アンド・ビルドを進めていくためのモデル事業として位置付けている。時代に合わせた施設や設備に更新を続け、従業員の負荷軽減や働きやすい環境の整備を進め、物流サービスを安定的に提供できる体制の構築につなげる。
完成イメージ
花見台共配センターは1995年6月、大手スーパーマーケット向けの物流センターとして開設。当初は「花見台TCセンター」「花見台CFセンター」の2拠点体制だったが、共配を中心としたインフラの強化を図るため、2010年4月に名称を「花見台共配センター」に変更。現在は外食チェーン向けの商品の在庫保管、仕分け、配送業務を中心に展開している。
開設から約30年が経過し、施設の老朽化、キャパシティや機能の不足など課題が顕在化していた。建て替えで在庫スペースの確保や自動倉庫などの導入によるシステム化推進を計画している。
(藤原秀行)※いずれもアサヒロジスティクス提供