低コスト・長距離通信可能な通信「Sigfox」活用、1時間ごとに把握
ホシデンと京セラコミュニケーションシステムは5月14日、物流現場で活用されているパレットの位置管理に関する実証実験をスタートしたと発表した。
仏シグフォックス社が開発した、低コストで長距離通信が可能なIoT(モノのインターネット)の通信規格「Sigfox」を活用。オムロン住倉ロジスティクス(OSLC)も協力し、4月1日から5月末までの間、OSLCが管理しているパレットに専用機器を取り付け、1時間ごとに現在位置の情報を取得する。各拠点での保管枚数を把握したり、輸送経路や時間を管理したりすることで紛失の防止を目指す。
各社は専用機器が電池交換不要で長期間稼働できる点などをメリットに挙げており、実験で得られたデータを基に実用化の可能性を探る。
実験に使っているパレットのイメージ(ホシデンと京セラコミュニケーションシステム提供)
(藤原秀行)