デンソーと三井住友海上、冷凍機遠隔監視サービス専用保険の販売開始

デンソーと三井住友海上、冷凍機遠隔監視サービス専用保険の販売開始

貨物事故の未然防止費用をカバー、対策後押し

デンソーと三井住友海上火災保険は4月9日、デンソーが提供する冷凍機遠隔監視サービス「D-FAMS(ディー・ファムス)」と連携した専用保険を開発、4月10日に発売すると発表した。

三井住友海上火災の運送業者貨物賠償責任保険(商品名:運賠 安心デリバリー)に、D-FAMSを搭載した冷凍車向けに開発した継搬費用担保特約(D-FAMS付帯型)をセットした保険商品。

同サービスはデンソー製冷凍機を遠隔監視し、異常を即時検知して通知している。専用保険は損害発生時に加え、冷凍機の故障予兆などを検知した場合に冷凍貨物の代替トラックへの積み替えといった対策の費用を補償、事故の未然防止・被害軽減を支援する。

通常の保険商品では、冷凍機の破損・故障に伴って発生する貨物の一時保管・代車費用等を補償するが、専用保険は冷凍機故障の予兆を検知した際の貨物の一時保管費用や代車費用など、貨物損害の未然防止・軽減対策のための追加費用もカバーする。

また、三井住友海上が昨年4月にスタートした「補償前後のソリューション」に「D-FAMSみまもりメンテナンスパック」を追加し、損害保険代理店を通じて、デンソーが販売・アフターサービスを委託しているデンソーソリューションへの取り次ぎを開始する。専用保険とセットで案内することで、冷凍機メンテンナンスの普及を図り、冷凍貨物の温度変化に
よる事故の未然防止・被害軽減を図る。


(プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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