インフラ化へ事業成長目指す
人事業務効率化を支援するスタートアップのROXX（ロックス）は7月18日、第三者割当増資と既存株主からのセカンダリー取引（株式譲渡）で約17億円の資金を調達したと発表した。
海外機関投資家のCVI Investments、Darjiun Venture Corporationなどに加え、既存顧客企業のオープンアップグループなどが新たに株主として資本参画した。
ROXXは現場業務を希望する非正規や非大卒を中心とした未経験の求職者と企業をマッチングし、建設や物流といった領域での正社員転職を後押しするサービス「Zキャリア プラットフォーム」、採用活動における書類選考や面接だけでは分からない採用候補者の経歴や実績に関する情報を、候補者の上司や同僚といった一緒に働いた経験のある第三者から取得するオンライン完結型のリファレンス/コンプライアンスチェックサービス「back check」（バックチェック）の2つの事業を開発・運営している。
調達した資金で求職者を取り巻くさまざまな悩みを解消するソリューションを開発・提供するとともに、国内転職市場のインフラとなり国内経済の発展に寄与することを目指す。
「Zキャリア プラットフォーム」は2022年4月、パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda」（デューダ）との求人連携を開始。国内最大級の計6.2万件を超える求人案件をそろえ、幅広い業界・職種における未経験層と採用企業とのマッチングを創出している。
（藤原秀行）
