安定供給に需要と判断
鴻池運輸は10月21日、インドのグループ会社FSNLが、同国の国営石炭会社などが運営する鉱山で、鉱山関連事業への参入に向けて案件を受注したと発表した。今年8月からマハーラーシュトラ州のKamptee(カンプティ)鉱山で石炭関連作業の現場準備を進め、9月に業務を開始した。
FSNL2025年1月、鴻池運輸が完全子会社化。インド国内の製鉄所で鉄鋼スラグ処理、金属成分の回収、スクラップ処理などを行ってきた。
鴻池は日本国内の製鉄所構内で培ってきた現場運営、安全・品質管理、設備運営、物流などの知見を活用しながら、FSNLの事業基盤強化と事業領域の拡大に取り組んでいる。
インドは鉄鋼生産の拡大に加え、鉄鋼原料となる石炭や鉄鉱石の安定供給に関わる事業への需要も見込まれており、FSNLはこれまでの製鉄所構内業務で培った知見を生かせる鉱山内作業に参入することにした。
FSNLは受注案件ごとに業務範囲が異なるが、石炭や鉄鉱石を取り出すために、採掘場所の準備から資源の運搬まで、さまざまな作業を担当。採掘する資源の上にある土砂の掘削・積み込み、掘削した土砂の運搬、荷下ろし、敷きならしなどを手掛ける。

露天掘り鉱山現場の全景(FSNLが請負業務を行う現場の一例)

採掘した石炭を破砕する設備(FSNLが請負業務を行う現場の一例)

Dipika鉱山で積み込み・運搬に使用するEVホイールローダーとEVダンプトラック。FSNLは環境に配慮し、Dipika鉱山の請負業務に使用するダンプトラック・重機の全車にEV(電気自動車)車を導入
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用






