Study Valley、神戸市や港湾関連企業と連携し高校生の探究学習題材で港湾事業の情報提供

Study Valley、神戸市や港湾関連企業と連携し高校生の探究学習題材で港湾事業の情報提供

上組など8社がプロジェクト参加、人手不足など課題の解決策探る

探究学習支援システム「TimeTact」(タイムタクト)の開発・提供を手掛けるStudy Valley(スタディバレー、東京都江戸川区中葛西)は8月25日、神戸市などの協力を得て、高校生向けに探求学習の題材として港湾事業の情報を提供する「海洋人材育成プロジェクト」を進めると発表した。

神戸を代表する港湾事業会社の上組、商船港運、川崎重工業、森本倉庫、日本港運、甲陽運輸、宮崎カーフェリー、神戸クルーザーの8社と連携。港湾事業が抱える課題などを探究のコンテンツにし、「生きた課題」として学校側に提供、高校生が課題の設定と解決に求められる総合的な知識・技術を身に付けるきっかけとなるようサポートする。

探究学習は、生徒が自分で探究のテーマと課題を設定し、調査~探究成果発表を行い、そのプロセスを通して課題設定と解決の思考・思索のための総合的な知識・技術を身に付けることを重視している。2022年度から高校で“総合的な探究の時間“が必修化された。

Study Valleyは主に高校向けに、探究学習の題材として様々な企業が取り組む課題を提供しており、これまでに100社を超える企業と、400校を超える高校生の探究学習の連携をサポートしてきた。

海洋人材は全国的に人手不足に陥っており、神戸港も同様の課題を抱えている。若い人に現状を知ってもらい、どのように改善していくべきかを探究していくことで、海洋産業の振興にもつなげることを念頭に置いている。


(Study Valley提供)

(藤原秀行)

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