工場の材料や仕掛品取り扱い、スリム設計で狭い通路も活用可能
シャープは8月26日、工場の材料や仕掛品の搬送を自動化するスリム型スタッカー自動搬送ロボットの受注を同日開始したと発表した。
同ロボットは従来のベルトコンベアなどの固定設備に代わり、各製造工程間で材料や仕掛品の搬送と受け渡しを自動で行う。製造ラインや工程の見直しがあった場合でも、走行経路を変更し柔軟に対応できるのが特徴。
スリムな本体設計を採用し、幅900mmの狭い通路でも通行、搬送物の受け渡しを行える。材料や仕掛品の入った箱は4個同時に積載、それぞれを異なる目的地に搬送することも可能という。
（左）本体イメージ （右）工場内の活用イメージ
製造装置へ搬送物の受け渡しを行う移載ユニットは、本体に搭載したカメラの映像を基にポジションを高精度に調整するため、安定して受け渡しすることが可能。移載ユニットは搬送する箱の側面をバキュームして保持する吸着式のほか、アームで持ち上げるフォーク式などにも対応するため、ユーザーが搬送物に適した方式を選択できるようになっている。
9月10～13日開催の「国際物流総合展2024」の第一実業ブースでデモンストレーションを交えた展示を行う予定。
（藤原秀行）※いずれもシャープ提供
