現地の投資会社と共同で第2弾案件
関西電力グループの不動産会社、関電不動産開発は4月18日、オーストラリアで現地法人Kanden Realty & Development Australiaを通じて、同国で不動産投資を展開しているCorval Partners(コーバル・パートナーズ)と共同でニューサウスウェールズ州シドニー近郊ギラウィーンの物流施設を取得したと発表した。
具体的な取得額は開示していない。
両社が展開する物流施設投資の共同事業としては2件目。
今回の物件が位置するエリアは副都心パラマタに近く、市街地、住宅地、空港、港などをつなぐ高速道路へのアクセス性に強みがあり、関電不動産開発は消費地へのサービス提供の最終拠点としての役割を担う好立地とみている。
オーストラリアは人口増加を背景としたECの市場成長などを受け、物流需要が伸びている一方、物流施設の新規供給が限られているため、不足が続いている。
同社はこうした状況を考慮し、物件取得に踏み切った。
同社は海外不動産事業全体におけるオーストラリアの投資割合を現状の約2割から3割以上まで引き上げることを目指している。
物件概要
所在地:100-112 Magowar Road & 53-63 Mandoon Road, Girraween, NSW
敷地面積:54,580㎡
建物総賃貸面積:17,158㎡
稼働率:100%(シングルテナント)
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用