東京建物、物流施設などの海外不動産事業拡大へ米現法設立

東京建物、物流施設などの海外不動産事業拡大へ米現法設立

8プロジェクト推進、今後年間200億円以上の投資案件獲得目指す

東京建物は6月9日、米ロサンゼルスで現地法人「Tokyo Tatemono US」が6月2日に営業を開始したと発表した。

同社は2023年に参画した賃貸住宅開発事業「Herndon PJ」を手始めに、全米の複数都市で賃貸住宅開発事業に参画。今年5月には東京建物として米国で初の物流施設開発事業「Silver Spring PJ」にも加わった。現在は8つのプロジェクトを進めている。

 
 


(東京建物提供)

同社グループは現行の中期経営計画で、米国を含む先進国市場の事業展開を中長期的な利益成長ドライバーとして位置付けており、米現法の立ち上げもその一環。今後、米国で年間200億円以上の投資案件獲得を目指す。

米現地法人概要

所在地 360 N.Pacific Coast Highway Suite2000, El Segundo, CA, 90245
代表者 長久保 龍伸(Ryushin Nagakubo)
営業開始日 2025年6月2日(法人設立日:2023年10月5日)
事業内容 米国における不動産開発事業への投資など

参考:米国における展開事業位置図

番号 プロジェクト名(所在地) 用途 戸数/面積 竣工予定
Silver Spring PJ(ペンシルベニア州メカニクスバーグ) 物流倉庫 3棟合計/187,122㎡ 2026年4月より順次竣工
Vista Highlands PJ(コロラド州ブルームフィールド) 賃貸住宅 297戸 2026年9月
Pena Station PJ(コロラド州デンバー) 賃貸住宅 578戸 2027年1月
San Jose PJ(カリフォルニア州サンノゼ) 賃貸住宅 345戸 2027年6月
Hillsborough PJ(ノースカロライナ州ラリー) 賃貸住宅 267戸 2027年7月
Herndon PJ(バージニア州ハーンドン) 賃貸住宅 399戸 2027年9月
Fremont PJ(カリフォルニア州フリーモント) 賃貸住宅 336戸 2027年11月
San Diego PJ(カリフォルニア州サンディエゴ) 賃貸住宅 310戸 2028年6月

(藤原秀行)

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