半導体や医療機器関連などの需要に対応
NIPPON EXPRESSホールディングスは6月10日、マレーシアの現地法人、NXマレーシアが同国ペナン州のマレー半島側に位置するバトゥ・カワン工業団地近くに新倉庫「バトゥ・カワンロジスティクスセンター」を開設したと発表した。
ペナン州は、マレーシアではクアラルンプール首都圏に次ぐ経済規模で、「東洋のシリコンバレー」と呼ばれる半導体の一大拠点となっている。並行して、ベナン州政府は医療機器メーカーの誘致も積極的に行っており、旺盛な国内消費や輸出入により、半導体関連、医療機器関連を中心に物流需要が増加している。
物流需要の拡大を見越し、新倉庫建設に踏み切った。
バトゥ・カワン工業団地は2011年に入居を始めた比較的新しい工業団地で、総面積約2,860haの敷地内に半導体、医療機器、電機・電子産業など日系企業を含む外資企業が約120社進出している。
ペナン空港から約25㎞、首都クアラルンプールから約300㎞に位置し、ペナン第二大橋や、マレー半島を南北につなぐ高速道路にも近い。
「バトゥ・カワンロジスティクスセンター」は倉庫面積が9204㎡で全面空調かつ天井高12mの規模を備えている。高床バース、ローディングドック、電動ドックレベラーを取り入れ、効率的な荷役作業をサポートする。
24時間の有人警備やCCTVを完備し、高度なセキュリティ体制を構築。リパッキングやキッティング、ラベリングなどの付帯作業にも対応できるようにしている。
所在地 | Lot 1594&1595, Lorong Seruling 1, Kawasan Perindustiran Valdor, Sebarang Perai Selatan, Pulau Pinang |
倉庫面積 | 9,204㎡ |
主要設備・特徴 | 天井高12m 倉庫床荷重4,000㎏/㎡ 高床バース/ローディングドック8基 有人警備24時間・CCTV完備 全面空調、保税倉庫 |
(藤原秀行)※プレスリリースより引用