7月末に営業終了、高収益路線に経営資源集中
本文中、「7月31日に営業を終了するが、アジア域内を結ぶ16路線はその後7週間、運航を続けるという。」は「アジア域内を結ぶ16路線は今後7週間、運航を続ける。営業は7月31日に終了する。」に訂正いたします。ご迷惑をお掛けしてしまい、誠に申し訳ございません
オーストラリアのカンタス航空は6月11日、傘下でシンガポールに拠点を置くLCC(格安航空会社)のジェットスター・アジアの事業を停止すると発表した。
アジア域内を結ぶ16路線は今後7週間、運航を続ける。営業は7月31日に終了する。
ジェットスター・アジアは2004年発足。LCC間の競争激化や運航コスト高騰などが重荷となり、近年は経営不振が続いていた。カンタスは事業体制を見直し、地盤のオーストラリアやニュージーランドを軸とした高収益路線に経営資源を集中させ、業績回復を図る。
ジェットスター・アジアが保有している機材の一部はオーストラリア・ニュージーランド路線に振り向ける見通し。事業停止に伴う関連資金約5億オーストラリアドルは、カンタスが再利用する。
日本航空(JAL)とカンタスグループが共同で出資しているジェットスター・ジャパンのアジア路線は運航を継続する。
(藤原秀行)