ベネルクス3国で普及図る
Terra Drone(テラドローン)は7月1日、オランダの点検機器の販売代理店Opticon Benelux Naarden(オプティコン・ベネルクス・ナーデン)と、自社開発の屋内点検用ドローン「Terra Xross 1」の販売契約を新たに締結したと発表した。
ベルギー、オランダ、ルクセンブルクのベネルクス3カ国で「Terra Xross 1」の普及を図る。
(プレスリリースより引用)
「Terra Xross 1」は屋内で安定して飛行できる性能を備え、従来の市場相場の約3分の1の価格で提供できるようにした。
Opticon Beneluxは、ドローンを含む遠隔目視検査(RVI)機器のサプライヤーで、1978年からRVI分野で実績を重ね、産業用の閉鎖空間向け点検機器の取り扱いに強みを持つ。
これまでに世界最大級のエネルギー企業Shell(シェル)、国際的な海洋インフラ建設企業Jan de Nul(ヤン・デ・ヌル)、オランダの国営航空会社KLMなどを顧客に持ち、多数のソリューションを提供してきた。製造業やインフラ分野でも高度な専門性と信頼性が評価されている。
今後、テラドローンとOpticon Beneluxは協力して「Terra Xross 1」の販売を促進することで、飛行性能の不安定さや高価格が障壁となりドローンの導入が進んでいなかった顧客層へのアプローチを強化。屋内点検業界における普及を推進する。
両社はより利便性の高い顧客サポートの提供にも注力する。
(藤原秀行)