三菱電機が開発、静岡のタカキュー新拠点で導入
店舗の企画・設計を手掛けるラックランドは7月22日、物流事業者のタカキュー(静岡県富士市)が新規に開設、6月に稼働した営業所「富士広見低温センター」で、冷凍空調設備に用いているフロン冷媒に関し、地球温暖化への影響を現状より抑えたタイプを採用したと発表した。
三菱電機が開発した新たな冷媒「R463A」を世界で初めて導入した。フロン排出抑制法で定められた「GWP値1500以下」をクリアしているという。
ラックランドは今回の営業所で、タカキューのリクエストを踏まえ、天井裏に冷却器を格納した「インナークーリングシステム」を活用して庫内容積を大きくしつつ、冷却器から出る作動音を抑えて静かにしたり、冷気が直接体に当たらないようにしたりと細かく配慮を施している。
新低温センターの外観(ラックランド提供)
(藤原秀行)