NTTドコモビジネス、運送事業者に特化したテレマティクスサービス提供開始

NTTドコモビジネス、運送事業者に特化したテレマティクスサービス提供開始

日報作成を効率化、長時間労働削減を後押し

NTTドコモビジネス(旧NTTコミュニケーションズ)は12月1日、ターゲットを運送事業者に特化した法人向けテレマティクスサービス「LINKEETH スマート運送」の提供を同日、開始したと発表した。

運送事業者が抱えるトラックドライバー不足などの課題解決を支援するのが狙い。ドライバーの日報作成を効率化し、長時間労働の削減を後押しする。さらに、走行状況や作業ステータスをリアルタイムで把握できるようすることで関係者間の連絡負担を軽減し、業務効率の向上につなげられると想定している。

配送遅延を事前に検知しで迅速に計画を見直せるようにしている。

配送計画と走行実績の予実管理にも対応。ドライバーはスマートフォンで配送計画を確認できる。渋滞などで遅延が発生した場合、遅延状況を検知し管理者に通知することで、計画の見直しや早期の対応が可能になると見込む。

作業ステータスは配送実績とひも付け、適切な休憩取得など1日の勤務状況を管理することが可能になるとみている。

さらに、運行管理者は車両の位置を地図上で閲覧したり、荷主などに指定した車両のみ位置情報を公開したりできる。


サービスイメージ(NTTドコモビジネス提供)

また、traevoが展開している動態管理サービス「traevo Platform」(トラエボ・プラットフォーム)と連携しており、ユーザーが現在使っている対応デジタルタコグラフ(デジタコ)をそのまま活用してサービスを受けられるようにしている。

ライナロジスティクスが展開している配車計画自動作成サービス「LYNA 自動配車クラウド」でまとめた配車計画をcsvファイルで出力し、サービスにそのまま取り込める。

サービスで得た走行実績データを収集、分析して業務改善などの簡易コンサルティングを行う。

(藤原秀行)

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