東京エレクトロン テクノロジーソリューションズ、岩手・奥州でグループ初の生産・物流一体センター竣工

東京エレクトロン テクノロジーソリューションズ、岩手・奥州でグループ初の生産・物流一体センター竣工

大和ハウスが設計・施工担当

東京エレクトロンは11月21日、開発・製造子会社の東京エレクトロン テクノロジーソリューションズ(山梨県韮崎市)が岩手県奥州市で建設していた「東北生産・物流センター」が完成したと発表した。

大和ハウス工業が設計・施工を担当した。投資額は約240億円。

東京エレクトロングループで初めて、生産設備と物流倉庫を一体化したハイブリッド型物流センター。県内外に点在していた物流倉庫を集約し、生産の効率化を図ることでリードタイムを短縮するとともに、人材供給力不足への対応、BCP対応など生産・物流現場の課題を解決し、柔軟性・効率性・対応力の強化を図る。

将来はマルチロボットによる自動倉庫を実装する。物流エリアから出庫した部材を無人搬送車で生産エリアへ搬送し、モジュール組立から検査・梱包までの一貫工程を効率的に展開する。

動線の最適化とリードタイムの大幅短縮につなげるとともに、省エネ機器の導入によりエネルギー消費量を削減し、倉庫を集約することでトラック移動距離の短縮を実現しCO2削減にも貢献する。

東京エレクトロン テクノロジーソリューションズが開発・製造する成膜装置は、今後も大きな成長が見込まれており、東北生産・物流センターを新設することで拡大する市場と多様化する技術ニーズに応え、生産・物流機能の集約を通じて製品をタイムリーに提供することで中長期的な持続的成長を達成したい考え。

所在地 岩手県奥州市江刺岩谷堂字袖山11番地1(江刺フロンティアパークⅡ内)
延床面積 約58,000m²
構造 鉄骨造/全免震構造
階数 地上4階
着工 2024年3月
建設費用 約240億円
用途 熱処理成膜装置・枚葉成膜装置の製造、物流倉庫

(藤原秀行)※プレスリリースより引用

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