再使用型ロケットの洋上回収システムにも活用の可能性
日本郵船は2月6日、小型水上ドローン船(USV)の開発を目指しているスタートアップのOceanic Constellations(オーシャニック・コンステレーションズ、神奈川県鎌倉市)に出資したと発表した。具体的な出資額は開示していない。
調達した資金はUSVの量産体制構築などに充てる。
オーシャニックは数年内にUSVを量産する体制の構築を目指している。USVの量産・社会実装は、海洋監視・防災・通信といった社会課題解決に資する新たな海洋インフラの創出を可能にし、海事産業全体の競争力強化につながるとみている。
USVの技術に加え、USV運用に不可欠となる海洋環境をリアルに再現する統合環境シミュレーション技術にも強みを有している。各技術は、日本郵船が宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙戦略基金事業として採択を受けている再使用型ロケットの洋上回収システム開発でも実現性・精度向上などの検証を目的に活かせるとみており、2025年12月にはオーシャニックと「宇宙戦略基金事業における統合シミュレーションのソフトウェア開発および統合シミュレーションを活用したシナリオ検証に係る業務委託契約」を締結した。
同年10月には日本郵船グループの京浜ドックもオーシャニックと共同実証契約を結ぶなど、日本郵船グループ全体でオーシャニックとの関係強化を図っている。
今回の協業を通じた技術的知見の獲得により、海洋・宇宙領域における日本郵船の事業基盤を強化したい考え。

海に浮かぶUSV(オーシャニック・コンステレーションズ提供)

京浜ドックで組み立て中のUSV
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用











