主要3方式全てカバー可能
大阪ガスは3月5日、グループでLNG(液化天然ガス)燃料線向けに洋上でLNGを専用船から供給する事業を4月に始めると発表した。
100%子会社の大阪ガスインターナショナルトランスポートが出資している大阪湾LNGシッピング(大阪市)が建造中のLNG(液化天然ガス)バンカリング船「SETO AZURE」(セト・アズール)が4月に就航し、商船三井、川崎汽船、日本郵船の3社が運航するLNG燃料鉄鋼原料船など向けに、船舶間で直接供給するShip to Ship方式で実施する予定。
NG燃料船は重油を使用した場合に比べてCO2排出量を減らすことが可能で、海運の脱炭素を推進する潮流に乗り利用が増えているが、現在の日本ではLNG燃料の供給設備が十分に整っていない課題があった。
大阪ガスは既に岸壁に駐車したタンクローリーから船舶に供給する「Truck to Ship」方式、陸上のLNGターミナルなどから供給する「Shore to Ship」方式を展開しており、今回手掛けるShip to Ship方式と合わせて主要な3方式全てをカバーすることが可能になる。
将来は船舶燃料として供給するLNGをe-methane(e-メタン)に置き換えることで、船舶燃料の脱炭素化をスムーズに進めることが可能になると見込む。

LNGバンカリング船「SETO AZURE」(大阪ガス提供)
全長:86.29m
全幅:17.60m
総トン数:約4,350トン
LNGタンク方式:IMO独立タンク TYPE C方式
LNGタンク容量:約3,610m3
推進方式:電気推進(LNGと重油のデュアルフューエルエンジン)
船主:大阪湾LNGシッピング株式会社
造船所:下ノ江造船株式会社
(藤原秀行)












