トムソン・ロイター・マーケッツ社長など歴任の岡村氏
米投資ファンド大手のダルトン・インベストメンツは4月6日、株式を2月末時点で10%超保有しているセンコーグループホールディングス(GHD)に対し、株主として提案した内容を公表した。
その中で、センコーGHDは物流事業が成長を続ける一方、「近年拡大し続ける(商事・貿易やビジネスサポートなどの)非物流事業分野は、現状資本コストに見合う利益を生み出しておらず、企業価値の観点から価値破壊的な実績。財務負担は増加しており、再現性ある成長の足かせになりかねない」と懸念を表明。
加えて、子会社の不正請求事案などを踏まえ、グループ全体のガバナンスや内部統制に問題があるとの認識を示し、センコーGHDの企業価値をさらに高めるため、新たな社外取締役として、JPモルガン証券など金融業界の経験が長い岡村宏太郎氏を選任するよう求めている。
併せて、M&Aの対象となる企業の考え方の見直し、取締役会の機能強化なども要請している。
ダルトンは企業の株式を保有し、経営を改善して企業価値を向上させるよう迫るアクティビスト(物言う株主)として知られる。
岡村氏は住友銀行(現三井住友銀行)出身で、JPモルガン・チェース銀行在日代表東京支店長、トムソン・ロイター・マーケッツ社長などを歴任。2024年3月から2年間、サッポロホールディングスの社外取締役も務めた。
(藤原秀行)












