Shippio、貿易業務効率化サービスでAI自動文字読み取り対象書類を貨物到着案内書などに拡大

Shippio、貿易業務効率化サービスでAI自動文字読み取り対象書類を貨物到着案内書などに拡大

企業の物流コスト可視化・分析・削減を包括的に支援

Shippioは5月8日、貿易業務効率化支援サービス「Shippio Platform」に関し、企業の物流コストの可視化・分析・削減アクションまで包括的に担えるよう機能を強化すると発表した。

その一環として、AI-OCR(AIを活用した文字読み取り)機能の対応書類を貨物到着案内書(Arrival Notice)や国際物流に関する請求書に広げた。



これまで紙やPDFに閉じられていた物流コスト関連の書類情報を自動でデータ化・構造化し、コスト管理に必要なデータ基盤を整備できると見込む。

中東情勢に伴うホルムズ海峡封鎖やトランプ関税など、国際物流の混乱が続き展望が難しくなる中、企業の間で「物流コストをデータで把握し、経営判断に反映したい」とのニーズが急速に高まっているのを考慮。

企業がコスト削減施策の検討や優先順位付けを進めやすくするため、DXをさらに促進することにした。

AI-OCR機能はもともと、2025年4月から船荷証券(B/L)、25年8月からインボイス(送り状)・パッキングリスト(梱包明細書)をカバーしてきた。Arrival Noticeと国際物流に関するる請求書も加え、コスト関連データの構造化を本格的に進める。

Shippioクラウド上にアップロードした対象のPDF書類をAI-OCRで読み取り、運賃や各種手数料などの費用項目・金額・輸送案件単位の情報を抽出・構造化する。船社・国際物流事業者ごとに書式や表記が異なる書類でも、Shippioが積み上げてきた読み取りルールの知見を活用し、比較・分析しやすい形式で構造化できるという。

構造化したデータは、分析・経理提出・基幹システム取り込みに使える形式でCSV出力を可能にする予定。




機能利用イメージ

書類を見ながら行う転記・集計作業をAI-OCR+CSV出力で自動化し、物流・購買・経理部門間の書類関連の工数を削減、人件費の最適化に直結すると強調している。

構造化されたデータを活用することで、物流コストの可視化・分析に効率的につなげられ、これまで属人的かつ断片的だったコスト把握を一元管理することが可能になるとアピールしている。

(藤原秀行)※いずれもShippio提供

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