梱包の変更でコンテナ本数を2割削減――物流コストの盲点「包装設計」[PR]

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ナビエース
強化段ボール包装設計が導く物流の強靭化
地政学的リスクによるコスト増の処方箋に

ナビエース株式会社

地政学的リスクの高まりを背景に、製品輸出や海外からの原料調達にかかる物流コスト負担が、企業に重くのしかかっている。エネルギー価格高騰や航行日数増加が背景の運賃上昇は、運送事業者との交渉では解決しない。包装設計の見直しで荷姿を変え、作業工数を減らすことで、ボラティリティに動じない強靭な物流体制が構築できる。 (本誌編集部)


ナビエース 営業本部
マーケティング部 宮田泰暢 副部長

1.2トンの重量物に対応

──強化段ボール製品を用いた「トータル物流コストダウン」の提案に定評があります。
「当社は1975年開発の『ナビエース』、2012年開発の『ナビエースプラス』というオリジナルの強化段ボール製品を擁しています。強度が一般的な段ボールの2~2.5倍の『プラス』は、最大1.2トンの重量物に対応しています」

「これらの強度特性を生かした包装設計こそ、当社が提供可能な付加価値です。個別包装を集合包装化したり、強度を保ちながら梱包構造を変更したりといった提案により、荷姿がコンパクトになり、開梱作業も簡略化されるなど、物流コストの9割以上を占める輸送費や作業・管理・保管費の圧縮につなげます」

──物流を取り巻く足元の事業環境をどう見ていらっしゃいますか。
「中東情勢の緊迫化などにより船舶や航空燃料価格が高騰し、輸出企業や海外から原材料を調達している企業には、コスト負担が重くのしかかっています。樹脂製パレットや荷物固定用のストレッチフィルムなどの包装資材についても、供給不安がささやかれています」

「ただこうした負担増は、包装設計で、かなり緩和できると考えております」

──包装設計のコスト圧縮効果が、国際輸送でも有効ということでしょうか。
「その通りです。船舶や航空による輸送運賃は、荷姿をコンパクト化できる包装設計のコスト引き下げ効果が出やすい領域と言えます。荷物容積が減って1コンテナ当たりの積載数が増えれば、運賃単価が上昇しても、トータルではコストを抑えられるケースもあり得ます」

「当社の包装設計はオール段ボール製の『ナビパレット』と組み合わせての最適解をご提案するので、最近は樹脂製パレットの安定供給に不安を感じる企業からの相談も増えています。ナビパレットは木製や樹脂製より軽量で、荷物の重心に合わせてパレットの桁位置を変えてフォークリフトの爪の挿し位置まで調整できます。リサイクル割合が高い点も扱いやすく、供給不安が少ないとおっしゃっていただけます」

──これまで自動車関連や機械メーカーなど、大手企業の包装設計を数多く手掛けられていますが、具体的な改善事例をご紹介ください。
「テープやフィルム製造を手掛ける日東電工さんから『高機能フィルムの海外需要が高くなったため1ロール当たりの巻長を増やしたいが、輸出時のコンテナ積載率は下げたくない』との相談を受けました。梱包全体の寸法はほぼ変えずに、巻長が従来比2倍となる5千メートルのロールを積載するという、非常に難しいミッションでした」


日東電工 700キログラムのロール状高機能フィルムの包装

「採用したのは、直方体の四隅の空間を利用して円筒形の製品を宙づり状態にする手法です。約700キログラムのロール重量に耐えられるよう、四隅の空間に強化段ボールで三角柱を配して補強する一方、フィルムの当たる面は包装を薄くし、寸法が極力変わらない設計にしました。その結果、1コンテナ当たりの積載量は2倍になりました。こういった改善の積み重ねから、日東電工さんとは現在、全拠点でお取引いただいています」

「大手光学機器メーカーのリコーさんには、系列物流会社のSBSネクサ―ド(旧リコーロジスティクス)さんと共同で、600キログラムを超える大型複写機の包材を段ボールに統一する設計を提案しました。これまでは木製パレット上に鉄製の帯で複写機本体を固定し、外装を段ボールで覆った上で、内部に発泡ポリスチレン製の緩衝材を入れていました。包材の統一により包材コストを半分近くまで減らすことができ、廃棄時の分別も不要になりました」


リコー 大型複写機のオール段ボール包装

──地政学的リスクのあおりを受けて対応したケースもあったのでしょうか。
「1年ほど前に採用いただいた自動車部品メーカーは、イエメンの反政府組織フーシ派による紅海周辺での商船攻撃で、欧州向けの貨物が喜望峰経由の迂回ルートを余儀なくされていました。包装設計を見直し、32台だった1梱包当たりの部品数を40台まで増やした結果、コンテナ本数は20%削減され、迂回ルートの影響から生じるコンテナ運賃をかなり抑制できたとお褒めの言葉をいただきました」

「こちらの事例は、梱包作業は効率化される効果もありました。1梱包ごとに必要資材を倉庫から運んでくる工程を踏むのですが、一つの梱包に入る部品数を増やせたので、資材を運ぶ回数も32台に1回から40台に1回と、工数を20%削減できた計算になります」

6千通りの〝レシピ〟

──包装設計はどのような手順で進めますか。
「依頼を受ければ、包装管理士資格を持つ当社の営業担当者が、お客さまの包装現場や海上コンテナをバンニング(積み込み)する港湾などに伺い、具体的な要望をヒアリングします。現場を見ることで単なるパッキングの変更ではない、作業工程の改善まで踏み込んだ包装設計を提案することが可能になります」

「その後、営業担当がヒアリング内容を持ち帰り、設計部門と膝詰めで設計を作り込んでいきます。製品を固定する角度が1度ずれるだけでコンテナに載らないといったケースもあり、私もよく設計担当者から『これは難しいよ』などとぼやかれます。初回訪問から2週間ほどで、ファーストサンプルを納品します」

──2週間はかなりスピーディーですね。重量物や複雑な形状など、難易度の高い依頼内容も結構あるのではないですか。
「当社では設計部門が約15年前から改善事例をデータベースに蓄積しており、現在は自動車関連をはじめとした6千件超の〝レシピ〟が手元にあるような状態です。強化段ボールそのものではなく、現場条件・製品特性・輸送制約を踏まえた“設計の再現”にノウハウがあり、過去事例データベースがその精度とスピードを支えています」

──改正物流効率化法の施行など、荷主の責任が本格的に問われるようになりました。包装設計はどう貢献していきますか。
「法律では、CLO(物流統括管理者)の設置が荷主企業に求められるようになりました。包装設計を起点に輸送効率を上げたり、作業工数を減らしたりできる当社のビジネスモデルは、物流効率化の矢面に立つCLOとも〝伴走〟できるサービスではないかと考えます」

「18年にグループ入りした福野段ボール工業が23年、『ナビエース関東』に社名変更して群馬県に新たな生産拠点を構えたことで、グループ全体の供給力は従来比で約2倍となりました。物流効率化というと倉庫自動化や運賃交渉などに目が行きがちですが、包装設計による改善効果の高さを多くの企業にぜひ知ってもらいたいですね」

お問い合わせ先

〒486-0934 愛知県春日井市長塚町2 丁目12 番地
TEL 0568-31-6161(代表) FAX 0568-31-5788
URL https://nabiace.co.jp/

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