制度改正など「フォローの風吹いている」と歓迎、ナフサ由来のストレッチフィルム不足に対応強調
日本倉庫協会は6月11日、東京都内で通常総会を開催し、藤倉正夫会長(三菱倉庫会長)(67)が副会長となり、後任に小野孝則副会長(住友倉庫会長)(72)が就く人事を決めた。
小野氏は2020年6月から2年間、会長を務めており、2回目となる。
小野新会長は通常総会後に記者会見し、2025年度は営業倉庫を利用する際の標準的な取引ルールを定めている標準倉庫寄託約款の改正など「持続可能な倉庫業(の実現)に向けた環境整備が進展した1年だった」と指摘。
「本年度はこうした制度の実効性を高める段階」と語り、新たな倉庫税制の活用や外国人材の円滑な受け入れなどに努める姿勢を強調した。
また、中東情勢緊迫化によるナフサ(粗製ガソリン)の調達難で、パレット積みの荷物の固定などに用いるストレッチフィルムが不足していることに対し、同協会としても対応を継続する意向を示した。

会見する小野新会長
小野新会長は「この2年ほど、監督官庁さんがわれわれ倉庫事業者のことをたくさん気に懸けてくれるようになったというのが正直な気持ち。われわれにフォローの風が吹いているような気持ちだ」と語り、国土交通省などが物流の商慣習見直しや、コスト上昇分の価格転嫁促進などを図っていることを歓迎した。
また、ストレッチフィルムの不足を受けて自民党に対応を要請したことに関連し、「われわれで調査したところ、値段が上がったうえに調達が難しくなっていることが分かり、供給できる会社を会員企業に紹介するなど不具合が出ないよう努めている」と説明。
「各社が少し多めに調達していることが原因なのではないか」との見方を示した。
(藤原秀行)










