ANAHDのCVCファンド、再利用可能な宇宙輸送網構築目指すNZのスタートアップに出資

ANAHDのCVCファンド、再利用可能な宇宙輸送網構築目指すNZのスタートアップに出資

新たな価値創出図る

ANAホールディングスは6月17日、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「ANA未来創造ファンド」を通じて、再利用可能な宇宙輸送ネットワークの構築を目指すニュージーランドのスタートアップDAWN AEROSPACE(ドーン・エアロスペース)に出資したと発表した。具体的な出資額は開示していない。

ドーンは2017年設立。地球と宇宙の経済圏をつなぐ、持続可能かつ拡張性の高い宇宙輸送の実現を目指している。安全性・性能・コストに優れた環境負荷の低い衛星推進システムを既に商用化しており、50機を超える衛星の運用実績を重ねている。



軌道上燃料補給サービス「Loop」(ループ)の開発も進めており、28年に燃料補給実証を行う予定。

さらに、ロケットの性能と航空機のような再利用性を組み合わせたスペースプレーン「Aurora」(オーロラ)の開発にも注力、超音速飛行を達成している。27年には1日のうちに2回宇宙へ飛行することを計画している。

ANAグループは宇宙分野で新たな事業を創出することを推進しており、その一環として、ANAグループの宇宙関連産業における商社機能を担う全日空商事が25年、ドーンと基本合意書を締結し、同社が開発する超音速スペースプレーンを活用した宇宙実証サービスの日本市場展開に向けた取り組みを展開している。

今回の出資により、ANAグループとドーンの連携をさらに強化し、持続可能な宇宙モビリティ基盤の構築を後押しするとともに、宇宙事業領域で新たな価値創造を図る。

(藤原秀行)

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